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HTML殺人事件
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紙片4では、スンナムは命令に従って日本界側のある場所に赴き、そこで合流した、おそらく彼と同じような者たちと共に、夜、密かに船に乗る。おそらく半島に渡ったのだと思われる。
紙片5は、おそらく渡航先の半島での出来事だろう。スンナムはそこで軍事的な訓練のようなものを受けているらしい。そして、試験が行われる。その内容は“器物”と呼ばれる人間を、それまで学んだ技術によって殺すことだ。“器物”には教団の規律違反者や試験の落伍者や、その国の政治犯があてられている。スンナムは試験に合格するが、それは殺人を何度も実行したことに他ならない。殺人者が日本の一般社会に戻ろうとしても、忌むべきものとして受け入れられないことを教官は彼に告げる。つまり、スンナムは今後、教団からの指示のままに行動していくしかないということだ。
紙片6は、たぶん国内に戻ったスンナムの様子だろう。紙片5で彼は少尉だったが、大尉になっている。教団のテロ要員で、重要な活動を行っているらしい。
ルネはここに書かれている新聞社の支局襲撃と記者の殺害について検索した。数年前によく似た事件があったようだ。
[朝売新聞社支局襲撃・記者射殺事件]
199X年3月24日午後2時20分ごろ、三重県津市にある朝売新聞社三重支局に目出し帽を被った男が乱入し、そこにいた同新聞小山内修二記者にいきなり発砲した。記者は散弾銃の弾丸を胸部に受け、救急車で病院に運ばれたが出血多量で2時間後に死亡した。犯人は現場近くに待たせてあった車で逃走。三重県警はただちに緊急配備を行ったが車は発見できなかった。その後の捜査にも関わらず犯人の手がかりはつかめていない。
朝売新聞社は、その論調が左翼的であるということで右翼から度重なる嫌がらせや脅迫を受けており、この事件も右翼のテロとの見方が有力だが、右翼関係者の多くは事件への関与を否定している。
紙片7では彼はホームレスになっている。教団を脱会したのだろうか。すでに教義や教祖には愛想をつかしているようで、でも、教団がテロ要員を簡単に手放すとも思えないから、彼は逃亡したのかもしれない。
彼は夜間の寒さを凌ぐためネットカフェに入り、そこのPCでWEBを巡るうち、詩の投稿サイトを知る。彼は若い頃のような詩に対する情熱を甦らせているようでもある。
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